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玉縁ポケットと洋裁学校のお話

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玉縁ポケットです。
昨日、洋裁学校で習ってきました。
あっ、これは練習用に端切れで作った物です。

教わってみると以外に簡単でした。
でも、テキストで説明するのは少し難しそう。それから単純な工程ですが、やはり手間もかなりかかります。
なので、パターンを商品化する際、玉縁ポケットは見送りになるかも…。

洋裁学校では、オートクチュールの技法で縫って行きます。
つまり、既成品に反して、オーダーメードで仕立てるという縫い方です。
この方法は、私を初めお客様が今縫っている方法も、当ショップが扱っているパターンも当てはまりません。
つまり、既製品の縫い方(工業用の縫い方)を取り入れた方法だからです。ソーイングブックなどに記載されている方法も、これに準じて作られています。

ですが、洋裁の基礎を習うことは、とても勉強になります。
本では分かり難い手技を教わったりする事もできます。
また、合理的な方法を取り入れるにも、丁寧な技法を知った上で行うのとでは押さえるべきポイントが違ってきたりします。
簡単に縫える方法を色々な本などで調べたりするのですが、基本を知らないと、ついつい簡単な方法にのみ目が行きがちになります。
でも、一手間かけるほうが、実は結果的に早く仕上がったりするという事も多々あります。
(これは、洋裁に限らずですが。)
この辺りの兼ね合いを判断するのにも役に立ちます。
テキストやパターン作りに、必ず生かせると思っています。

週1回の洋裁学校。
一緒に学んでいる方々も、20代から60代の方まで様々ですが、何より洋裁が大好きな皆さんと一緒におしゃべりしながらの時間は、とても楽しいです。
by shellbutton | 2007-10-30 13:59 | Shop
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