妊婦さんが多数の病院に断られて、亡くなられた事が、毎日のように報道されています。 総合周産期母子医療センターに勤務していた私としては、とても気になる話題です。 皆様はどう思われますか? 満床で受け入れないなんて事、考えられませんでした。 もし、重症児が多く居て、受け入れられない時は、他のNICU(新生児集中治療室)を有する病院に依頼をし、それでもダメな時は、受け入れてました。 私達の病院が断ったら、他に適切な治療ができる施設が無いことが分かっていたからです。 当直開けの先生を、夜中に呼び出したり、準夜の看護師が(定時は16:30~0:30)朝4時まで残って働いたり、そんなこと、日常茶飯事でした。 東京ならではの問題だといわれていますが、確かにその通りだと思いました。 岡山県でも、2施設が総合周産期母子医療センターの認定を受けています。 なのに、東京の人口を考えると、確か8施設だとか言っていたように思いますが(違っていたらすみません)。少ないと思います。 他にNICUを有する施設があるにしても、近県からの搬送依頼も多くあるようで…。 簡単に解決する問題では無いと思いますが、でも、とっても大切な問題だと思います。 医師不足、看護師不足が叫ばれる中、私も、看護師の資格を持ちながら、他のお仕事をしているので、少し社会に対する責任感を感じたりもしますが、今のお仕事ももちろん真剣にしているので、いつか又看護師として社会の役に少しでも立てる日が来たら、頑張りたいなと思います。 NICUで10年以上勤務して感じたことは、赤ちゃんは元気に生まれて当たり前と思っていたことが、実はとても幸せなことなんだと言うことでした。 「元気に産まれてくる」この当たり前の事は、当たり前のことじゃ無いんです。 一つの命が生まれる事が、そんなに簡単なわけがないですよね。 すみません、とってもとっても私の主観的な内容のつぶやきでした。
by shellbutton
| 2008-10-28 08:47
| miki
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